わたしたちについてのお話。野菜、スパイス、ベリー、花と風景、静寂の冬、野鳥、星空……。ファームヤードを作っているものたち。
田園風景を眺めながら、自家製、地産のお料理が楽しめるレストラン、それが、「ファーム&レストラン」【Farm&Restaurant】です。「農家レストラン」とも呼ばれています。
大正時代に初代が新潟県からこの地に入植し、農業を続けて約100年、その4代目である現オーナーが、1999年、敷地内にオープンしたのが、「キッチンファームヤード」です。
ファームヤードのお食事がおいしいのは、手をかけた新鮮な野菜やハーブのおかげ。農場で収穫された新鮮な素材をふんだんに使って、いろいろな料理やソース、スープを作っています。
サラダに使っているレタスたちの種類も豊富で季節によって変わり、ドレッシングも手作りです。
農場で栽培した極上の野菜たちは、どれも、旬の時期や、一番おいしい時期にお料理としてご提供しています。旬の時期にはレストラン1階で販売もしています。
ファームヤードで使用しているスパイスは十数種類のスパイスをオリジナルでブレンドしています。
紅茶は紅茶研究科、磯淵猛氏によるスリランカの茶園指定のフレッシュティーを使用。両方ともオーナー自身が現地で視察しています。
コーヒーはグァテマラ産生豆を当レストランで自家焙煎したものを使用しています。
ファームヤードのケーキはすべて手作り。農場で収穫された野菜や果物を使って、いろいろなケーキを作っています。
初夏のいちご、ジューンベリー、ブルーベリー、ラズベリーと農場で栽培収穫され、美味しくてキラキラ美しいケーキに生まれ変わり、レストランのショーケースを飾ります。
農家の敷地に建てられたレストランの2階からは、北海道の田園風景が広がっています。天気の良い日は夕張の山々が望め、夕張岳が見えることも。風景もごちそうのひとつです。
レストランの周囲は20年目の庭。オープン当時植えられた草花は、自ら種を飛ばしたり、ランナーを伸ばしたりしながら、いろいろな場所から生え、季節ごとに色とりどりの花を咲かせています。
レストラン中二階はお待ちいただくお客様のスペース。手作り小物が並べられた店内の薪ストーブはもちろん本物。冬になるとオレンジ色の炎がやさしく暖めてくれます。2階からは、庭に花も緑もない代わりに、真っ白な雪原を眺めながらお食事ができるのも冬だけのお楽しみです。
木の葉が落ちる冬の季節は、野鳥観察が楽しめる季節です。バードフィーダーに野鳥が訪れ、レストランの2階の窓からバードウォッチングが楽しめます。
チャンスがあれば空に渡り鳥の通過を見ることができるかもしれません。
ファームヤードは夜の営業はありませんが、夜空に満点の星が輝きます。
タイムラプスで撮影した星空の様子はYoutubeでご覧いただけます。